御社の消防点検は他社とどこが違うのですか？

この質問、意外と答えにくいものです。消防点検は、消防法によって作業内容が事細かに決まっています。ですから他社との違いが出しにくく、そのため価格競争になってしまう。
同業の経営者と話していると、そういう声を聞くことがあります。
しかし、それは本当でしょうか？消防点検で他社との違いを出すことはできないのでしょうか？
今回は、あなたの会社の強みについてお話しします。

仕事がしやすいお客様

先週、消防点検の見積依頼をいただいたお客様とメールのやり取りをしていました。
そのお客様は、他の防災業者さんと長いお付き合いがあったのですが、事情により新たな発注先を探していました。
仮にこの方を「山本さん」と呼ぶことにしましょう。
山本さんとメールをやり取りする中で、ある事に気づきました。とにかくメールのレスポンスが早いのです。送信すると10分後には返ってきます。まるでチャットをしているみたい。
しかも、社内他部署の関係者にCCで情報を共有しているのです。私たちがどんなやり取りをしているか、社内関係者に見えるようにしておられ、情報共有を重要視されている方だと感じました。

私にとってこのやりとりは心地よく、もし山本さんと仕事が始まったらお互いに気持ちの良い仕事ができるだろう。と思いました。なぜなら、仕事のスピード感と情報共有は、私自身が好む仕事の方法だからです。
以前の業者さんは高齢の社長がお一人で経営しておられ、連絡が取れない事が業者変更のきっかけとなったとお聞きしました。

情報共有とスピード感を大事にされる山本さんにとっても弊社（イグジット）は仕事がしやすい相手になるはずです。
面談に伺う道中、以前の業者さんとは違う強みが山本さんに対して提供できる。そして互いにより良い仕事ができる手ごたえにわくわくしていました。

手ごたえを感じるポイントは人それぞれ

山本さんとは無事商談がまとまった上、なんと関連会社の消防点検もお任せいただけることになり、その日は合計3件の消防点検の定期契約を頂くことになったのです。

あなたは消防点検でどんな仕事ができたとき、「よし、今日は楽しかった。いい仕事ができた」と思いますか？
それは点検が早く終わった時ですか？すべての感知器をもれなく確実に点検できた時でしょうか？それとも点検後お客様との雑談がすごく盛り上がった時でしょうか。
それはあなたの好み、あなたのスタイルであり、あなたの提供する消防点検の強みです。

ぜひ、自分はどんな点検のスタイルが好きなのか、どんな点検の時に充実感を感じるのか、それを掘り下げてみましょう。どんなスタイルであっても合うお客様がいるはずです。
他と比較せず、じっくり洗い出してみましょう。
長年消防点検を続けてきたあなたの好みは、強みであり、才能です。
好みの仕事の仕方を、あなたの強みに、そして会社の強みに昇華させることができるのです。

　

あなたの消防点検の強みはなんですか？

もう一度お聞きします。あなたの消防点検は他の会社とどこが違いますか？どんな強みがありますか？
あなた自身の仕事の好みが、強みにつながります。自分の好みを掘り下げていくと、それが見つかるはずです。

例えば、イグジットには消防訓練の部門があります。
「売り上げにならない」消防訓練でしたが、新たな視点を提供することが好きなメンバーがそれを続けているうちに、イベント化しお客様から求められる新たな商品になりました。
マンション、町内会、公民館のイベントなど、様々なところからお声がかかる防災イベント業として活躍しています。

では、どうやったら自分の強みが見つかるのでしょう？
それは、肯定的に話をしてくれる人と話しているときに見つかることが多いものです。

それを見つけるにはどうしたらいいのでしょう？
例えばイグジットでは、毎週月曜日に社員全員が集まって2時間の社内研修をしています。その中では自分の強み、好きな仕事のスタイル。そんなことを掘り下げて社員一人一人の強みを発見する。そんなワークをすることもあります。
この時間は一般公開していますので、ぜひ見学にお越しください。

自分はこんな仕事の仕方が好きなんだ。こんなところが強かったんだ。こんな特技があったんだ。そんなところをぜひ見つけてください。
あなたの強みを生かせるお客様との仕事が増えると、きっと毎日の仕事が楽しくなりますよ。

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