再現!部屋の中で消火器を使ってみたらどうなる!?

再現!部屋の中で消火器を使ってみたらどうなる!?

オモシロ消防訓練の中で一番人気なのは、部屋の中で消火器を使ったらどうなるのか?のシミュレーション。

「えっ!あれを室内でやっちゃうの!?」

この意外性がウケているようです。

 消火器の種類について

消火器にはいくつかの種類があります。一般的な建物に置いてあるのは、粉末の消火薬剤が入っている消火器です。

粉末の主成分は、普通火災・油火災・電気火災のすべてに対応できる優れものの、リン酸アンモニウム。

消火器から勢いよく飛び出したこの粉末が、火を包み込んで消します。

粉状ですから勢いに乗ってあたり一面に広がります。

閉じた空間である部屋の中。そこで消火器を使ったらどうなるのでしょう?

消火器を使うと部屋の中はこうなる

室内で消火器を使ったあと、その部屋は当分のあいだ使用不可になってしまいます。

なにしろ小麦粉のような細かい粉末が約3kgもブチまけられるのですから。

あらゆるスキマに粉が入りこみます。

歩けば舞う。吸いこめばむせる。(うっかり吸いこむと鼻やのどに刺激を感じます)

掃除機で吸おうものなら、フィルターは一瞬でアウトです。

そーっとかき集めて袋に入れる、この作業を地道に繰り返して掃除するしかありません。

訓練の様子

オモシロ消防訓練では、室内に見立てたビニール袋の中で消火器を使います。

粉末の出る勢いや時間がどれくらいなのか、室内のものがどんな影響を受けるのか、あとしまつはどうしたらいいのかなどをリアルに体験できます。

袋は、子どもがすっぽり入るくらいの、大きな厚手のものを使います。

消火器を使う手順は、①ピンを抜く ②ホースを火元に向ける ③レバーを強く握る です。

ここでは、②ホースを火元に向ける のときに、ホースの先を袋の中に入れます。

ホースを袋の口ごとしっかり握ったらレバーを強く握ります。

 

袋の中に消火薬剤が勢いよく流れ込みます。

最初の勢いのまま、消火薬剤は約15秒間出続けます。

実際にやってみると、この15秒は長く感じます。

「まだ出るの?」と不安気な質問が参加者の方から出ることがあります。

※消火薬剤を途中で止められる消火器もあります。

一瞬で真っ白に

袋の中は、最初の一瞬で見えなくなります。

視界ゼロ。

これは、6畳ひと間でやった場合もだいたい同じです。

火が大きくなってきて慌てているそのときに一瞬で視界が利かなくなれば、パニックに陥りかねません。

火事の煙に巻かれるならまだしも、消火器の粉に巻かれて逃げ遅れだなんて本末転倒です。

万が一にも室内で消火器を使う際には、自分が逃げる方向を確認してください。

逃げ道を背中にしてから消火に当たりましょう。

屋外でも同じです。

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