人類の歴史は、火災との戦いの歴史
発生した火災に対し、消す事以外に方法を持たない時代があった
時が進み、我々は防火管理という武器を手に入れた
その後も火災死者を減らすため、様々な専門家が技術と才能を持ち寄った
消防法の改定、予防査察の推進、建物の防火対策、消火機器の開発、そして消防設備の保守管理
様々な分野の専門家が、ただただ「火災死者を減らす」事に取り組んできた
過去の火災を振り返り消防法が改正され、より火災に強い仕組みができた
建物は強化され、より燃えにくく避難しやすい構造となった
消防点検の仕組みができ、定期的な保守管理が義務付けられた
火災報知設備は驚異的な開発が進み、誤作動が少なく確実に火災を発見できるようになった
この10年、火災死者は年間500人減少した
火災と戦う専門家の努力と進歩がなければ命を落としていた人達が今年も生き続ける
さっきすれ違った夫婦も
脇をかけていった子供も
杖を突いて歩く老人も
我々はもう、何人の命を救ってきただろうか
しかし、火災との戦いはまだ続く
火災死者は減り続けているとはいえ、今年もおそらく1500人近くの人が命を落とす
消防設備の専門家である、消防設備士
知識と技術を持つ我々はなにをすべきなのか
さあ、消防点検を始めよう
火災感知器を作動させ、誘導灯のバッテリーを確認し、消火器を振ろう
さあ、勇気と自信が身につく消防訓練をしよう
心を動かすトークと体験で緊急時何をすべきか伝えよう
我々は消防設備士だ
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