これまで、高校生のインターンシップについてお話してきました。
・高校生のインターンシップに消防設備業が最適な4つの理由
・消防設備業の未来を創るインターンシップ
その前段階として、イグジットでは冬休み期間中3名の高校生にインターンシップ形式のアルバイトに来てもらいました。
この期間はちょうど小学校10校の消防点検を実施する期間と重なるのです。
毎日担当社員と一緒に大分市内の小学校を訪問する一週間。
初日のオリエンテーションで決めた、3人それぞれのビジョンと目標。
このアルバイト最終日、自分がどう変わって何を感じていたいかというビジョン。
そしてこの一週間で達成する個人目標。例えば消火器や感知器の点検個数。
結果は?
3名のうち2名が目標達成。報酬と一緒に達成感と消防設備への自信をもって笑顔の最終日。
もう1名は?
実は翔太(仮)は、最終日来ませんでした。
寝坊や体調不良による欠勤が重なり、後半の2/3は欠勤となったのです。
当然目標は未達成。
まあ、高校生だし、3人いれば1人くらいはこういうこともあるよね・・
これでいいのか
でも、翔太(仮)は今どんな気持ちでいるのだろう
そして目標達成をサポートするはずだった担当社員りっくん(23)はどんな気持ちだろう
どうする?
担当社員と話し合いました。
今、翔太(仮)は家でどんな気持ちなのだろう?
寝坊してしまう自分はダメだ。と思っていないだろうか?
でも、オレたちは翔太のことをダメな奴だと全然思っていない。
これからどんどん成長する可能性を信じているし、次回のアルバイトでまた一緒に働きたいと思っている。
翔太がいない分、他のメンバーが残業して乗り切った。
これは事実。そして、これは伝えなきゃいけないんじゃない?
だってこれを伝えなければ、翔太は「自分がいなくても問題ない。自分は役になっていない。」と思うんじゃない?
そして次回のアルバイトに応募しにくいんじゃないかな?イグジットで働いたこと、仕事した事が嫌な思い出になるんじゃないか。
今回達成できなかった目標は、次回夏休みのアルバイトで達成すればいい。
だから、次回のアルバイトには必ず応募してほしい、そして今回未達成だった目標にリベンジしてほしい。
そんなことを担当社員と話した。
ならば、それを翔太に伝えよう。
後日
翔太に会社に来てもらって報酬を渡す日。
担当社員と別室で何やら話してる。なかなか出てこない。30分くらいたったころか、二人で笑顔で出てきた。お互いすっきりしたいい顔してる。
「次回もアルバイト来いよー」と声をかけると笑顔と一緒に「はいっ!」と大きな声が返ってきた。
やりきった
担当社員に話を聴くと、「やりきった。もう悔いはない」だって。
本人も「これでいいのか?このまま終えていいのだろうか?」って思ってた様子。
よかった。このまま報酬を渡すだけで終わらず本当によかった。
なんでこんなことやってんの?
実はこの3名の高校生はすでに大学や専門学校への進路が決まっている。
今後イグジットに入社するわけではない。
でも3人の目標達成にイグジットメンバー全員が真剣に関わった。
それによって、実は私たち社員が成長しているのだ。
高校生に消防設備の重要さを伝え、仕事への誇りや楽しさを伝え、自分がなりたい姿へ近づく方法をサポートする。
そうしながら、実は自分自身が成長していることを実感するのだ。
高校生の成長をサポートすることで、私たち大人が成長しているのだ。
「オレって実はすごい!意外とかっこいいじゃん!」
なりたい自分に近づく仕事
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